
2012年度作品
97分 / 日本
監督・・・齊藤潤一





日本で最も有名な弁護士 安田好弘。
あのオウム事件の麻原彰晃、和歌山毒入りカレー事件の林眞須美の弁護人を務めて方に密着したドキュメント作品。
以前、東海TVで放映したものに後日談として追加シーンを加えた劇場公開バージョンです。
ドキュメンタリーは現実をありのまま、淡々と描いていく。
実際にそれが真実か虚栄かはわからない。
信じるのも信じないも自分次第。
このドキュメンタリーを見て、毒入りカレーの林容疑者は冤罪だと俺は感じた。
本当かはわからない。
でもこの作品で描かれる物的証拠を見せられると、「そうだったのか」と思う。
いろいろ捜索する事で浮かび上がる新事実。
もし実際に冤罪だとしたら … 容疑者から被害者になるんですよね!?
監獄に入れられた長い長い年月。
死刑判決の身で、いつ殺されてしまうかわからない恐怖と戦いながら生きていくなんて、とてもじゃないけど、平常心を保てないと思います。
う~ん・・・。
重いよ、ズシンと来るよ。
そんな理由で、
ドキュメントはあえて個人的に今まで避けてきていましたが、こう改めて見てみると、作品として構成する部分は紛れもなく映画と一緒。
映画もリアリティあってこそ人の心をガッチリ掴む事が出来るのだ。
誰だって人生、ブレたくないけど、ちょっとした事でブレてしまう。
それがヒューマンエラーであり、またそれこそが今、俺が一番描きたい題材だったりする訳だ。
その人の気持ちになる事はできないけど、その現場の環境を追い求め、近づく事はできる。
う~ん、深い。
ドキュメンタリー、なんだかんだハマりそうです。
見ながらいろいろ頭が久しぶりに回転しました。
真実は暴き出す弁護士は、恰好いいな!
でも、なりたいとは思わないw
おすすめです
予告編