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GANTZ 1 (ヤングジャンプコミックス)GANTZ 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2000/12/11)
奥 浩哉

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2000年~
作者・・・奥浩哉


GANTZ2

GANTZ3

GANTZ7

GANTZ5

GANTZ6

GANTZ4

GANTZ




 ヤバス


 これ、最強漫画だ!


 まだ連載続いてますが、一巻から現在刊行されている32巻まで一気に読破!好きな漫画ベスト3圏内に堂々のランクインです。


 読み始めたら、読む手が止まらなくて困るーーー!


 もう何なってこのストーリーを考えた奥浩哉は超天才!扉絵で毎回本編に出てこない巨乳ギャル書いてるだけの男じゃないよ!


 とにかく綿密に練られたGANTZの世界観が素晴らしい!

 何コかあげてみるとタイムラグある銃、境界線超えると脳が破裂、スーツの効力、各種武器、ユーモアあるGANTZの玉のメッセージ、多種多様な異性人、現実世界とのリンク。

 個人的に好きな要素をこれでもかと詰め込まれている。というか詰め込みすぎだ!



 謎を残しながらも読み手決して手放さない圧倒的な吸引力! 「あれ?おかしいな」といった気になるところが出てくると物語上で必ず誰かがその点を口に出してくれます、なのでストレスフリーw


 でも使われているネタはどれもこれもどこかで見たことあるものばかり。でもその見せ方、融合が実に上手い!あらゆる面で衝撃を受けましたこの作品。影響されまくりです


 ちなみにストーリーは、玄野計(くろの けい)を軸に死ぬと無作為!?に黒い球体ある部屋に転送され、一人一人にオーダーメイドされた脅威的な身体能力を持つスーツ、銃を持ってターゲットとなる異星人を倒しに行くミッションに課せられます。

 そこから開放されるにはターゲットとなる異性人倒すか、制限時間生き残っていればクリア。なお、そこで命を落とすと戻ってこれない=死亡

 異性人を倒すごとにポイントが与えられ100点取れば記憶を消されて開放 or 新しい武器を手に入れる or 死んだものを蘇らせる事ができるを選択できます。




 毎回出てくる異星人は見た目弱そうなんだけど、めっちゃ強い!後半からは見た目からして勝てる気しない相手が続々と登場してきますがw

 というかスーツ着てても戦死者続出なのはどうなんだ~~。


 GANTZに呼ばれたメンバーはみな個性派揃い!後半から出てくる子供キンニクバスターと呼ばれる二人は特にいい味出して好感が持てる。

 あと大阪編で出てくる大阪弁の子がイイ。他にも加藤とかおっちゃん、レイカ、エスパー、西君と印象に残ります。



 ちなみに本編ではこれでもかという絶望を味わえます。現実世界は勿論の事、GANTZワールドでも非現実・不条理な恐怖をこれでもかと襲い掛かります。


 と同時に登場キャラに感情移入してしまう。ドラマ描写もこの手の作品ではリアル志向なんです。

 応援しているキャラが活躍したらスッゴイ嬉しい、逆にピンチの時は心が痛み、何とか生きれよってページをめくる手が重くなったり早くなったり、前のページに戻って「うそでしょ!?」って場面が多々ありますw

 漫画見ながらいつの間にか独り言喋っててたり、テンション上がったりしている自分が怖いっ!



 ということで絶賛オススメしたところなのですが、いかんせんエログロ描写がドギツイです。


 完全に見る人を選びます!


 異星人、人間の問わず死体の数も尋常ないくらい多いです。

 善人悪人、老若男女一切関係ありません。街中でわんさか人がいる中での大量殺戮シーンを何度目撃してしまった事か(~_~;)



 でもそんな絶望の中で愛する者を守る為、必死に立ち向かうヒーロー達がいます。目的はそれぞれ異なりますが、「生きる」って何なのか・・考えさせられました。


 で、そんなカッコイイやつが次のページでスーツが一瞬にしてお釈迦になり、アッサリ命を落とします!!!

主役含め本当に誰に何が起きるかまったく予想が出来ないところも魅力の一つですね。



 実際に自分が死んでGANTZに選ばれたどうするか?

 周りに紛れてタイミングいい時に攻撃してチャッカリ点数もらいにいきますね。とにかくターゲットの弱点を探り、ここぞという時にバシュ仕留める。

 でも、実際にその立場にたったら、足が震えて銃で狙う前に即スライスだ。



 何でもありだけど決して破綻しない作り込まれているGANTZワールド。もうドップリ浸かってしまいました。

 このままずっと続いて欲しいという希望半面、ハッピーエンドを期待・・・う~ん。どうなるんだ奥浩哉さん?


 新刊が楽しみで楽しみで仕方がないGANTZ。


 グロが大丈夫ならオススメするー!



幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)幻覚ピカソ 1 (ジャンプコミックス)
(2009/02/04)
古屋 兎丸

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2009年度作品
作者・・・
古屋 兎丸全3巻


※ネタバレ含みます。



 ひっさしぶりの心にビシッと来る漫画に出会いました。


 最初の出会いは本屋。絵も好きなタイプだし、可笑しなタイトルだなーと何気に思っていました。



そして今、ついに読む事ができました。



 タイトル「幻覚ピカソ」。



 羽村光(ピカソ)という根暗で絵を書く事が好きな高校生がふとした事がキッカケで、クラスメイトたちに黒いモヤが、かかっている姿を見てしまいます。


 そのモヤを見ることでイメージされたものを絵として書きます。


初めは書いた本人すら何が何だか分からないかなりアーティステックな絵なのですが、その絵に呼ばれダイブする事によってその人が現在、悩んでいる夢に入ることができます。


ちなみにその根本を突き止め、解決の糸口を見つけてあげる事によってその世界から抜け出す事ができるのです。




 絵を書く対象がクラスメイトで、解決した次の話でも前作のピックアップされたクラスメイトが生まれ変わった姿でちょくちょく顔を覗かしてくれたりと、なんだか本当に微笑ましいです。


 さらに、ピカソには茜というこのイメージ絵を書く事(正しくは書かざる得ない状況)になったキッカケの女の子がいます。


 その子は一巻の冒頭でヒカルと共に事故に合い、命を落とします!!!!簡単に説明すると彼女は毎回ヒカルのナビゲーター的な役割をしてくれるんです。ちなみに2人の掛け合い、面白可笑しいです。


 という感じで笑いありドラマありで、次々クラスメイトを救って行くお話なわけです。



本作品は全3巻です。



 最後の話はピカソ自身が自分の絵に強制的にダイブされ、出られなくなります。

 その時にいつも近くにいてくれた茜の姿はありません。そんな彼を助けるのは以前ピカソに助けてもらったクラスメイト達です。


 な、泣けます!


 久しぶりに漫画で感動しました。



 見所として絵のタッチはダイブすると鉛筆で書いた薄いザラついた感じになる漫画ならではの演出も良い味を出しています!

 オススメ。お気に入り漫画の仲間入りです。



Paradise kiss (1) (Feelコミックス)Paradise kiss (1) (Feelコミックス)
(2000/04/07)
矢沢 あい

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2000年度作品
著者・・・矢沢 あい
全5巻

 北川景子の同名映画を見て、この漫画版にも手を出しましたw

 原作ともあってかなり映画に忠実なシーンがありました。

 スラスラ読めてしまいます。

 おそらく俺の人生史上始めて全巻読み切った少女漫画でしょう!


 意外とすんなり読めたのでこの作家矢沢あいさんの他の漫画が読みたくなりました。

 有名どころでいうと「NANA」。聞くところによると「ご近所物語」はこの作品の登場人物が出ているらしいですね。是非見たい!



 主役のカップルの関係性がいいですね。

 お互い好きな部分と嫌いな部分があり、そこで衝突し、別れたり、逆に愛を深めたり…。

 漫画でこの手の描写は馴染みが薄かったので最初は「これでいいのか?」と不安でしたが実際こちらの方がリアリティがあり、最終的には共感する部分が大半占めました。



 2巻以上から毎回登場人物の誰かが、あらすじを話し口調で担当する遊び心がいいですね。



 あと、この漫画素晴らしいなと思えるセリフ多々あります。

「少しの才能とあふれる情熱 それに伴う行動力!それがあればどこかで道が開けると思う」

「自分の可能性を信じなきゃ何も始まらない」



 見てから更にファッションについて興味が湧いたのは言うまでもない。


 オススメな作品です。



スカイハイ4 (ヤングジャンプコミックス)スカイハイ4 (ヤングジャンプコミックス)
(2010/08/19)
高橋 ツトム

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2010年度作品
著・・・高橋ツトム

 漫画業界で一番、尊敬できる男、高橋ツトム!の新作を店頭で見つけて即買い!

 彼の書く絵の力は本当に他を圧倒する。



 ぜひ、見てほしい。


 ここまで漫画という媒体で人間の感情上手く表現出来るのはこの男しかいない。

 5つの話が入っているがどれも考えさせられる内容で、心に残ります。

 人の心理・・・わかっています。


 お話は殺され人が門へとやってくる。そこに門番イズコがいて死者に3つの中の1つを選択させる。


 ‘生きる’とは何かを考えさせられる最高な一冊。


 おすすめです。

 

彼岸島(1) (ヤンマガKCスペシャル)彼岸島(1) (ヤンマガKCスペシャル)
(2003/04/04)
松本 光司

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2003年度作品
著者・・・松本 光司


 最近、映画にもなった本作品をご紹介!


 1~30巻まで一気に読みました。現在もヤングマガジンにて連載中!次巻が待ちきれない大好きな作品です。


 簡単に物語をご説明致しますと、‘彼岸島’という吸血鬼の巣窟に足を踏み入れてしまった一行、仲間と無事に脱出するまでの過程を描く吸血鬼サバイバルホラーなお話。閉鎖空間で恐怖感は凄いです。


 ストーリーはジャンプでよくやるような王道なバトル漫画ですが、そこは青年誌とあってかバイオレンス描写(頭突き刺し、頭つぶし等)たっぷり描かれています。とにかく血の量が半端ありません。そして餓鬼と呼ばれるボスクラスな敵がけっこうな数登場しますが相当気持ち悪過いです。そこも魅力です。



 ちなみに本作品の吸血鬼の特徴を簡単に挙げると、吸血鬼ウィルスに感染した人間で一応人の心は持っていますが血に歯止めが利かない性格でキバがあります(麻酔効果があり体内に進入すると、涙や小便を垂れ流してしまう。その後一定時間動けなくなる)、あと目の玉が全体的に黒い、突然変異で餓鬼や亡者になる等です。

 肝心な倒し方は、頭を切り落とせばOK。


 とにかく見所は主人公ですね。魅力たっぷりです。夢は小説家で人と競争することが出来ない、そして行方不明の兄に強く劣等感を抱いている点。その辺が物語で前面的に語られていきます。そしてそんな彼が彼岸島という狂気的な環境の中、大きな変化=頭角を出してきます!なので主人公の言動には共感してしまいます。

 修行場面が幾度かあるのですがその度に精神的に肉体的にも驚異的に成長します。吸血鬼100人切り、デカさで他を圧倒する餓鬼との死闘も果敢に挑む姿はカッコイイです。。


 とにかく迫力満点に血飛沫が飛ぶ戦闘シーン、かなり痛いです。その武器は日本刀、鉈、弓矢、丸太、ナイフなどの打撃に適したものばかり。飛び道具(光玉とか光線系がない分)リアルな戦いを見せてくれます。


 アクションもさることながらドラマパートも秀悦ですね。人間的な見せ方が上手いです。過去のフラッシュバックが物語に深みを与えその登場人物の思いをヒシヒシと感じ、ハラハラドキドキな展開を味わうことが出来ます。


 主人公と共にサバイバルする仲間も魅力の一つです。主人公の兄貴、師匠、羊神様。そして一緒に彼岸島に来てしまったメンツ。仲間のサポートなしでは進むことが出来ない戦も多々あり。



 読みやすさは抜群です。30巻まで刊行していますが一冊30分とかからないのであっと言う間に「次の巻っ!」と手を延ばしてしまいます。

 言うならば映画のような勢いがあり、中毒性あります。絵は上手いよりかは個性的な風格ですが、グロが苦手でなければ全然いけると思います。


 巻数が進むごとにスピード巻が増すこの漫画、是非オススメします。