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2017年度作品
著:岡田麿里
264ページ

 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがっているんだ。」のシナリオライター岡田麿里さんの自伝エッセイ本。
 
 上記二本に関してはオリジナルアニメ、劇場版、漫画、実写全て鑑賞済み。



 「あの花」に関して人生で一番泣いた(嗚咽)するくらいのベスト作品。

 「心叫」は言葉が喋れない設定が過去の自分と重なる部分があって他人事には思えず、むず痒い想いを。



 とにかく語られるエピソードがザックザック胸に突き刺さり、登場人物が並々ならぬ葛藤を抱えながら、少しずつ前に進む姿が無茶苦茶カッコイイ。

 セリフに至ってもいちいち、心に染みに染み渡る、それが岡田ライターなんですよね。



 こんな凄い作品を生み出した方は、一体どんな青春時代を送っていたのであろうか?と常に気になる存在でしたが、本文で語られる内容に衝撃を受けました。



 引きこもり、不登校、いじめ、劣悪な家庭環境、自意識過剰、被害妄想、社会不適合者。



 あのようなリアリティある人物、力強い物語が生まれた理由がとても腑に落ちました。

 そして共感できるポイントが多かった・・・。



追伸:じんたんの家が岡田さんの実家そのまんまというエピソードに驚いた。このエッセイ自体が前田敦子さんでドラマ化もしているらしいので見たい。





予告「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」



予告「心が叫びたがっているんだ。」






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1992年度作品
全230ページ
著者・・・本川達雄



久しぶりにオススメしたい を発見しました。




 こちらの本、手元に届いて、あれっ

「こんな本買ったっけ?」 って感じでしたが、

ポチった記録あるから買ったんですねw






*内容*

動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて 時間の流れる速さ が違ってくる。

 行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず 同じ なのである。

 本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。







いろいろ読んで、考えました。

とりあえず、驚きの連続。






 一つ例を挙げると、高いところからの落下するとどうなるか!?

 はい、にます!





 ネズミは体の何倍の高さから落としても、死なないのに

 人は、なぜ簡単に ぐしゃっ となるのか?




 それは自然の法則によって成り立っていた。




 あぁ、深い。深イイ。





 


 そんな中でも衝撃を覚えたのは、 寿命の長さについてです。




まず、初めに驚いたのは動物の鼓動は皆、同じカウント数を打つという事実。

人も象もネズミも寿命、それぞれ違う訳でだけど、鼓動でカウントすれば殆ど一緒だっていうこと。


まままま、マジっすか!




ネズミは長く生きても数年しか生きれない、= 鼓動がメチャクチャ早い

逆に象や人間は何十年も長く生きれる= 心臓の鼓動がゆっくりと打たれる




よって、年数計算上にすると、ネズミと象の体感時間は人間と一緒だというのです。

小動物は寿命短くて可哀想だな と思ってましたが、実はこういう構造になっていたとは。




それはつまり、同じ時間で生きていると思いきや、それぞれ別の世界を生きているってこと

時間ってほんと摩訶不思議だ。








科学的な根拠に基づき綴られる真実の数々。

当たり前のことも載ってますが、

自分にとっては有益過ぎる情報を得られました。





科学って深い

実験ってワクワク

理科って面白い!





学生の頃、この本と出会えば(内容理解は必須だけどね)、テストで100点取る自信があります。

なぜなら、 学びたい!と純粋な欲求が渦巻いているからだ。





小中高と当時は、勉強は「しなければならないもの」と認識が払拭されます。






この本を読んで最終的にとある衝撃的な事実に辿りつきました。

人によっては「 あんた、そんなことも知らなかったのか? 」って言われそうだけど、

自分にはやっと理解出来る答えに行きつくことができたわけであります。




説問: 「なぜ人(生き物)は寿命があるのか?



このテーマ、

ほんと今までぼんやりですが、納得出来る答えを探していました。



「なぜ、人は死ぬのか?」
友人が、家族が、大事な人が、ペットが…




死んだら、今までの記憶も、このブログ内容も、生きた証も感じることができない、何も残らない、…真っ暗闇、または無。





なぜ、(いるいない置いといて)思考というものを人に与えたのか?

ゲームだったら簡単にリセットボタンを押すだけで元通りに戻れますが、現実世界で死んだらそこでジ・エンド





よくよく考えると、今鼓動を打って生きている事、奇跡です。




 自分の死はいつ、訪れるのか?

 いつの日か死に打ち勝つ日は訪れるのか?

 あーだこーだ考えても恐怖という感情が拭い去れない嫌な気持ち。





年を取れば見方は変わるかもしれないけど。

今の俺は死が怖い。





死ぬと分かっていて、生きるなんて余りに辛すぎる

なんでこんな気持ちを味合わなければならないのか?





 だからなのか、やりたいことやって人生を全うしたい。

 俺は映画界で自分の生きた証、=生き様を残したい。という結論に達した。





「永遠に生きれたらどんなに幸せなんだろうか?」




地球にとって、

科学にとって

なぜ人に寿命なんていうタイムリミットを付けたのか?





その鬱憤がついについに解けました!

解けたと言っても理論上な訳で、どこがどう変わったかって言われても返せませんが





それはズバリ、
モチベーションの低下の恐れ 」。

 これも法則、規則に乗っ取っていた。




 例えば、俺は後世に名を残す偉大な映画監督を目指しているわけだけど、

 もし、「お前の寿命を無制限にした、思う存分生きるがいい」と神様に言われたとしましょう



 

 仮に、

 仮にね、






 そしたら日々の生活どうなるか?

 いつでも映画を撮れる という状況。





「いつ撮るの!?」

「今でしょ!」
というあの名ゼリフが吐けなくなるのです。





「少なくとも、それは今ではない!」
byもらとりあむタマ子


 ⤴︎こうなること確実です。絵がリアルにイメージできる自分が怖いですw






 そんな人間が増えれば、常にやる気のないプー太郎で溢れます。

 そして人口だけがドンドン増加し、地球環境がブッ壊れます





 どうすんの、惑星地球の未来!?




 だから人に寿命というタイムリミットが与えられたのではないだろうかという憶測 …

 なーるほど





 理解はしました。

 理解は。




 限りがある、

 だから人は動こうとする。





 必死になる。



 アクションする








 だから物事には〆切、納期がある。

 学生だったらテストがある・

 これもまたタイムリミットだ






 深っー






 この本、他にも色々な新発見を教えてくれます。

 時に数式とか難しいところもありますが、

 例えを上手く使って簡単に説明して部分もありますので、興味ある方は是非、手に取って見ることをオススメします!





 「ゾウの時間 ネズミの時間 サイズ生物学」オススメ。




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2011年度作品
ページ数 ・・・ 240ページ
著者 … 松江哲明
キャッチフレーズ → もう「なんとなく」作っているだけでは食べていけない。「誰か」に届けてこそ、あなたの作品は「完成」する! 




  「自主的に」行動をするすべての人、必読の1冊です。 

 という宣伝文句に引かれ手にした一冊。




 とても勉強になりました。





 映像業界で 売れっ子 になる相当難しいと思います。

 簡単に到達できる ではありません





 でも、そんな高い壁だからこそ、俺は一生を費やしてでも、この道で成功する事を信じ、人生を全うしたい!!!







 ただ、実際問題、この業界で生計を立てている人はほんの 一握り だと思います。








 でも、好きな事して生活できる人生。

 この手で掴んでみたいです、そんな







 この本は実際に自主的に作品を撮り、上映、公開、販売しているドキュメント映像作家 松江哲明 の生の声を感じる事が出来る一冊です。



 wikより拝借
  ↓
 日本映画学校の卒業制作として撮られた『あんにょんキムチ』は元在日コリアンである自身の家族を描いたセルフ・ドキュメンタリーで、韓日青少年映画祭監督賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波特別賞などを受賞。同作はゆうばり国際ファンタスティック映画祭にも出品。

 1シーン/1カットのみで撮影したライブドキュメンタリー映画『ライブテープ』(主演:前野健太)が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞(2009年)、第10回ニッポン・コネクション(ドイツ・フランクフルト・アム・マイン、2010年)「ニッポンデジタルアワード」を受賞。

「あんにょん由美香」(2009年)演出・構成・編集
「トーキョードリフター」(2011年)監督

 脳障害を負ったミュージシャンを描いたドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』が第25回東京国際映画祭コンペ観客賞を受賞。






 おおおっ、とにかくを獲得しているのは凄いですね!

 それも海外でも。





 そんな松江監督の[インディペンデント映画でサバイブしていくための10ヶ条]!

1,作品の権利は自分が持つ。
 
2,10万円以上の機材を買う場合は1年は悩む。

3,貯金は最低でも100万円は準備する。
 
4,極私的な視点を大切にする。

5,極私的な視点を疑う。
 
6,正論を撮らない。
 
7,上映後の観客の顔を見る。

8,軍隊ではなく傭兵部隊になる。
 
9,自分から話題にするのではなく、誰かが話題にしたくなる作品を目指す。
 
10,期待に応えない。
 
10+,映画のことばかり考えない。



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 このエッセイ、特にDVD販売についても詳しく取り上げており、付加価値について、価格設定、告知・販売方法など事細かく実体験が載せられています。




 とっても勉強になりました




 日本映画のDVDがあんなに高い理由も何となくわかりましたね。



 たかがDVD一枚、されど一枚。

 今ではハリウッドの最新作でも3000円程度で手に入ってしまいます。

 どんなに豪華な役者が出演者したって、CGたっぷり使っていたってDVDの値段に差はそこまでありません。

 何百億かけようが、数万円で完成させようが、

 数日かけようが、数十年かけようが、

 ディスク販売価格に関してはどれも一緒です!





 では、売れるDVDと全く売れないDVDの違いはどこにあるのか?

 「 なるほどなぁ 」という監督の実体験が身に染みました!




 深いですねぇ。




 ちなみにですが著者の松江哲明さんの作品、一本も見たことありませんが、聞いたことある作品はありました。



 これを気に松江哲明追ってみようと思います!






 映像業界を目指す人には絶対プラスになる情報が満載です。




 さぁ、俺も頑張ろっと!





予告編『ライブテープ』


予告編 『あんにょん由美香』


予告編『フラッシュバックメモリーズ 3D』


予告編 『SAWADA』


君はそんなに弱くない (幻冬舎文庫)君はそんなに弱くない (幻冬舎文庫)
(1998/08)
秋元 康

商品詳細を見る

1998年度作品
著者・・・秋元 康


 いい本ですよ~、一応対象者が女性向けにかかれていますが、内容としましては老若男女見ても十分過ぎるほど楽しめるエッセイになっています。楽しめというよりかは応援される感じですね。

 
 この本見て、俺の行いは間違っていないんだーと思わされました。


 内容はタイトル通り、知らぬ間に自信が湧き出てくる自己啓発本なもの。


 この本を読んでいると日々悩んでいたことがホントちっさく見えます。自分を信じありのままに生きる素晴らしさ、自分は世界で一人、誰も変わることができない存在。自分らしく生きろ!世の中には、完璧な人間なんていやしないのだから・・・。 


 サラっと読めます。仕儀の通勤電車行きと帰りで読み終えてしまいました(約1時間)。



 ちなみに作者は今や国民的アイドルAKBのプロディューサーの秋元康です。おぉお~!!


 おすすめ。



ベッキーの心のとびらベッキーの心のとびら
(2009/03)
ベッキー

商品詳細を見る

2009年度作品
著者・・・ベッキー


 心から尊敬しているベッキーさんの本です。

 発売した時からこの本、気になっていたのですが、最近やっと購入することができました。


 これはもう何事にもポジティブ思考なベッキーだからこそ出せる本。彼女から発せられる言葉は説得力があるのでビシバシ伝わってきます。25歳でここまで悟れるなんてカッコイイです。憧れです。改めてすごい人だなと見直しました。


 文を見ていてウンウンと頷けることでも、実際は全然やってなかったりしますよね?どこかで聞いたことがあるセリフでもふと考えさせられる瞬間があります。

 本当に良い本、じ~んと来ます。


 人生、辛く厳しい時が多々あるかと思いますが、そんな時にこそ見る(読む)べき一冊です。背中をやさしくソっと押してくれます。そして心が洗われます!



 写真と文字が少し。ペラペラページをめくるように読むことができます。おそらく15分もあれば全て読み終えることができるでしょう。


「どうせなら人生、笑って生きよう!」


人に進めたくなるそんな超オススメな一冊です。