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2014年度作品
116分 / R-15 / 日本
監督・・・園子温
脚本・・・園子温
出演・・・鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、大東駿介、石田卓也、市川由衣、叶美香、中川翔子、佐藤隆太、染谷将太、窪塚洋介、でんでん、窪塚洋介、竹内力、ベルナール・アッカ、丞威、松浦新、石井勇気、坂口茉琴、佐々木心音、中野英雄、高山善廣
キャッチコピー ⇒ 東京をぶっ壊せ。 

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 最近は、新作出たら必ず劇場に足を運ぶ園子温監督 作品。

 今回の映画、なかなか ハード な内容でした。




 でも、好きです。




 原作は井上三太さんの同名漫画。

 そのシリーズの2を原作としているそうです。

 ちなみに‘トライブ’とは「」という意味。






*あらすじ*

 いくつものトライブ(族)が存在し、それぞれの縄張りを暴力で支配する近未来のトーキョー

 そこでは、“ブクロWU-RONZ”のヘッドに君臨する最狂の男メラと“ムサシノSARU”の熱血漢・(カイ)が激しく対立していた。

 それでも、それぞれのトライブは乱闘や抗争を繰り返しながらも、長いあいだ絶妙な均衡が保たれていた。

 しかしある事件によって、ついにその均衡は崩れ去る。そしてトーキョー中のトライブを巻き込んだ一大バトルが幕を開ける。
 






 いやーセット凄過ぎ! オールセットらしいです

 エキストラの数ハンパない。 





 序盤から「マッドマックス2」並みの、汚いアンダーグラウンド世界をラップに乗せてバッチリ見せてくれます。
 
 


 この序盤、感情移入できそうもないキャラのオンパレードで、最初はこれからどうなることやらで、ドキドキヒヤヒヤしましたが、YOUNG DAISさん演じる海(カイ)のムサシノ地区が出て来てホッと一安心。

 佐藤隆太さんとか市川由衣さん、天使に見えました。



 
 主人公演じたのは、北海道出身のYOUNG DAISさん、この映画を見るまでまったく知りませんでしたが、役者としてかなりいい表情していました。普段は6人編成のラップグループN.C.B.Bにて札幌で活動。
  



 ヒロイン スンミ役のモデル出身、清野菜名さん、 パンチラ豪快キック が「愛のむきだし」を彷彿させます。

 坂口茉琴さん演じるヨンと息の合ったアクロバットアクションには圧倒されました。

 この辺りは冒険活劇みたいで、面白かったです。





 鈴木京平さん、このメラ役が初の悪役とのこと!

 

 強烈印象だった、「HK/変態仮面」のあのイメージを、完全払拭しましたね。

 それにしても肉体美凄っ! とにかく迫力に圧倒されます。

 
 秒速連写拳銃捌き日本刀味見切りなど殺戮マシーン化していく姿は狂気そのもの。







 黒人俳優のベルナール・アッカさんのバカ力には抱腹絶倒。

 ドつくだけで、大砲に打たれたようにブッ飛んでいく人w ヤバイ

 ロドリゲスの「デスペラード」の銃激戦を思い出しました。




 窪塚洋介さんの変態加減も凄かった。

 赤い部屋に白塗り人間家具

 シチュエーションがシチュエーションだけに、危うさ全快!




 竹内力さん、基本 声ドス聞かせ過ぎで 半分くらい何言ってんのかわかんないw

 役どころが底辺の極み、ゲスな役。





 斬新だなと思ったのは、やっぱラップ

 ミュージカル映画で、登場人物の心情を歌う場面はよく見てきましたが、

 それをラップで展開していくものは初めてです。

 そしてラップの バトン渡し もけっこう新鮮でした。






 園監督と言えば、重低音を音楽として効果的に使った演出が個人的に好き。

 今回、ラップ音源が常に映画のバックミュージックとして常時流れます。


 これは二時間、爆音ライブ会場に行っているような感覚。

 劇場なのに、変なアドレナリン出っ放しです。

 そして、見た後ドッと疲れますw

 でもたまにはいいですね、アトラクションみたいで!なんていうか中毒性があるかも。




 映像は全編荒い感じ。

 かなり湾曲している魚眼レンズを使用しているのか、あまり見たことない広々とした絵作り。

 そして効果的な 長回し がけっこう多かったです。





 容赦ない殺戮 シーンがあるので、受け付けない人は完全に受け付けない映画ですね



 監督の「地獄でなぜ悪い」も終盤 すんごいこと になってましたが、

 本作はそれを凌駕






 そもそも戦争のキッカケが、あまりに個人的なことで、笑った笑った。

 でも、そこまで豪快かつ直球さが、妙に清々しいかったりもしましたねw


 



 アクションじゃないけど、ソンミが、敵に押され気味なギラギラガールズ 「頑張って♪」 って言うところ好き




 おばさん、いや・・・お婆さんDJ最高!

 「恋の罪」の汚い言葉吐くお婆さんに負け時劣らず最高です。

 と思ったら、あの75歳の名女優・大方斐紗子さん本人じゃないですかw




 巨体の高山善廣さんがソンミの連続蹴りに、

 「ちょっと痛い、ちょっと痛い」 の場面、かなりツボりました。


 


 普段ラップ聞かないのですが、この映画を見て、少し興味出てきました。





 改造トラック、戦車、ガトリングガン、なんでもありです。

 ポップコーンとコーラが合う、爆音中毒映画TOKYO TRIBE 

 日常に刺激が足りない方に、おすすめです!




予告編



映画『TOKYO TRIBE』主題歌:YOUNG DAIS (N.C.B.B),SIMON,Y’S&AI “HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM-”



マナー予告映像







ルパン三世

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2014年度作品
133分 / 日本
監督・・・北村龍平
脚本・・・水島力也
出演者・・・小栗旬、玉山鉄二、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信、ジェリー・イェン、キム・ジュン、タナーヨング・ウォンタクーン、ニルット・シリチャンヤー、ニック・テイト、ヴィタヤ・パンスリンガム、ラータ・ポーガム、山口祥行、中山由香
キャッチコピー ⇒ ターゲットは、世界で最も美しき獲物。 
 
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 今年度期待の映画、 ルパン三世見てきました。



 やっぱ北村監督好きだわ。
 


 北村節 炸裂していましたね。すっごいおもしろい!!!

 すべてがカッコイイ!




 冒頭の「ルパン三世」版 映画泥棒CM とかサービス精神いいね!





 映画の本題に入る前に、北村監督に関して少し、言及したい。

 映画の見方、制作への至る過程を根本的に変えてくれたのが北村監督の「VERSUS」という作品。
 
 それからというもの、監督作品を全てを鑑賞。

 尊敬する日本の映画監督ベスト3に入るほど、大好きな監督さんだ。





 そんな監督、「ラブデス」以降、海外へ渡り二本ハリウッド映画を監督。そして日本に戻って撮ったのがTVアニメ版でも知られるモンキー・パンチの国民的人気漫画「ルパン三世」なのだ。





 ちなみにこの作品、制作決定が決まった際は物凄い酷評の嵐だったのですが、監督が北村監督と聞くと、不安以上に圧倒的な期待が勝りました。

 だってあの北村監督だから。






*あらすじ*

 古代ローマの時代、世界でもっとも美しいジュエリーと呼ばれた“クリムゾン・ハート”。

 それは現在、“光の首飾り”と“真紅のルビー”に分けられ、それぞれアルセーヌ・ルパンの相棒として名を馳せた老盗賊ドーソンとアジアの闇社会を牛耳るMr.プラムックの所有物となっていた。

 互いに相手の秘宝を狙い合う2人だったが、ついにMr.プラムックがドーソンの暗殺に成功し、首飾りも手に入れ“クリムゾン・ハート”が復活する。

 そこでドーソンの仇をとるべく、秘宝の奪還に乗り出すルパン三世だったが…。
 






 見て安心しました、そして感動

 邦画アクションの最高潮をこれでもかこれでもか!見せてつけてくれましたね。




 ちなみに自分はルパン三世に特別愛着はありません。

 もしかしたら殆ど見たことがないかもしれません・・・。

 ビジュアルイメージだけで、原作のキャラ設定などわかりません。





 でも、一本の映画として単純に面白かった。





 特に終盤のかけるたたみ掛けるアクションシーンに圧倒。鳥肌ものです。

 日本映画ではそうそう見ることの出来ない火薬量、爆発

 まるでハリウッド映画を見ているような錯覚を覚えます。邦画というよりは洋画の感覚で楽しめました。

 


 敵役も悪乗り全快なビジュアルにニンマリ。

 女同士のキャットファイトも手加減なし!




 
 キャスティングですが、異論なし。




 小栗旬さんのルパンも文句なし。



 不二子役の黒木メイサさん、実は今まであまり好きではなかったのですが、この映画では物凄い魅力的に撮られていました。

 お色気というよりもクールビューティーさが前面に。

 ドラマ「ジウ」でもアクションシーンがサマになっていましたが、もはや彼女以外の不二子は考えられません。彼女のトリコになるルパンの気持ちが分かるぞ!




 ガンマンの次元大介役の玉山鉄二さんは、佇まい、ガンアクションがなまらヤバイ。
 
 ジャンプしながら銃撃つ時に帽子を片手で抑えるキラーカットが至高。




 五右衛門役の綾野剛さんの振り切り感が凄くいい!

 むちゃくちゃカッコイイし、笑えるし、

 特に 「また、つまらぬものを切ってしまった・・・。」 が最高。

 カーチェイスのシーンは何度も見たくなるほどの名場面。

 

 

 浅野忠信さんの銭型警部。

 何をやってもイチイチ笑える。

 画面に出てくるだけで笑えます。





 こんな個性的なキャラクター達が繰り広げるお話。

 とにかく漫画の見ているかのようにテンポがいい。

 良過ぎる!

 133分あるのですが、ほんとアッという間でした。没入感ハンパない!

 



 この実写版を見て、アニメ版が見たくなったのは言うまでもありません。





 音楽のこだわりも衰えていませんでした。

 北村映画と言えば毎回曲を担当する大野さんと矢野さんは不参加。

 それでも、監督の拘りは随所に散りばめられていました。

 個人的に映像と音楽のマッチング具合は他監督を追随を許さないくらい効果的に配置されています。登場人物の細かな心情に合わせた演出は時に繊細、時にダイナミック!




 そして拘りぬいた効果音

 今回も快感なくらい、マッチしており自称効果音マニアとしては、アクションシーンは鳥肌の嵐でしたね。






 男性はカッコ良く、女性はセクシーに撮る 監督の美学も、やっぱ手抜き一切なし。むしろ磨きがかかっているかも。

 例えば葬儀後のシーンとか、最後の決着シーンなど重要な場面では常に、等間隔で人物を立たせるこだわりの塊の配置の仕方は 、ほんと崇拝。






 続編も熱望します!

 北村監督、是非、今後海外ではなく日本で撮って欲しい。

 「ラブデス」みたいなギャグ満載作品が見たい。

  この「ルパン三世」で唯一残念だったのは、監督のお得意の下らないギャグがほとんど抑えられてしまっていたところなんですよね。





 日本のアクション映画の最先端、超おすすめです「ルパン三世」





予告


布袋寅泰「TRICK ATTACK -Theme of Lupin The Third-」






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2013年度作品
84分 / 日本 
監督・・・加藤行宏
出演・・・BiS、三浦透子、柳英里紗、金子沙織、國武綾、大島葉子、三輪ひとみ、水澤紳吾
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 以前からちょっと気になっていた映画。



 アイドル×ゾンビ

 のインディーズ作品 「アイドル・イズ・デッド」 。

 ちょうど準新作100円だったので、シリーズ1、2同時レンタル&連続観賞しました。




 ちなみに監督は、「人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女 」の加藤行宏監督。





 いろいろと衝撃でした。 前作から続けて観賞しましたが、

 いろんな面でパワーアップしてました。





*あらすじ*

 世間では、悪徳企業“ハピネス電力”が自社宣伝のためにプロデュースする異色アイドルユニット“エレクトリック☆キス”が大ブレイク。

 そんな中、ハピネス電力の恐るべき陰謀に巻き込まれながらも、傷だらけで再結成を目指す“BiS”メンバーだったが…。
 






 (当時)しか絶対作れない映画だと思います。




 その前に Bis を少し解説。

 勿論、自分も この映画を見るまでまったく知りません でした。


 

 2010年11月から2014年7月までアイドルの常識をぶち破る傍若無人な活動していた女性アイドルグループ。 ※今は解散しています。

 アイドルを研究して、アイドルになろうとする、アイドルになりたい4人組としてスタート。「自給自足」をモットーとし、振り付け、歌詞、イベントのブッキングなども自分たちで行うところから始まった。




 ガチのリアル電車で掃除しながら飾りつけをしていく初PV。

 ストッキングを頭にかぶってのヘッドバンキング、女同士のデープキスPV。

 多数のファンがiPhoneで撮影した映像を編集した意欲作PV。

 樹海とおぼしき場所でアハハハな全裸PV。


 他盛りだくさん!
 も~、お腹一杯です。




 やることなすことマイナーですが、Bis曲のレベルや歌詞はかなり良く、どっちかというと好きな部類に入ります。





 さて、肝心な映画ですが実際問題

 物語や演技・技術面など弱い部分がありました。



 だけど なんだろう?


 
 これがリアルだ! と言わんばかりの威勢がかなり感じられる、バシバシ伝わってきた。

 


 シュールなギャグも見所!



 
 でも中でも圧倒されるのが、エンディングの 350人以上 のエキストラの(巨大サークルモッシュ)が圧巻でした。


 CGでは決っして描けないこの、凄い絵力。 

 なんすか、この迫力は!!


 このシーンだけでも見る価値あり。

 リアル「ワールド・ウォーZ」が見れますw

 



 「アイドル・イズ・デッド-ノンちゃんのプロパガンダ大戦争」、メジャー映画にない、魅力が一杯!

 おすすめです。





予告


BiS / "レリビ"


一作目予告