映画「ゼイラム」

1991年度作品
94分/日本
監督・・・雨宮慶太
出演・・・森山祐子、螢雪次朗、井田州彦、吉田瑞穂








楽しかったー!!
久しぶりに熱狂してしまったオススメ映画を紹介したいと思います!
最近では特撮TVドラマ「牙狼/GARO」の監督で有名となった雨宮慶太監督の初の劇場映画、オリジナル作品「ゼイラム」!
物語は、
凶悪な宇宙犯罪人ゼイラムを追って地球に来訪したバウンティ女ハンターのイリア。
彼女はゼイラムを捕らえるべく結界を張るが、そこに二人の地球人が閉じ込められてしまい、イリアは二人をかばいつつ、ゼイラムとの死闘を繰り広げる。
作品のテイストは塚本晋也 監督の初期作の「鉄男」「ヒルコ」などに近いと思います
ぶっちゃけB級作品です。特撮もので、クリーチャーとのバトル映画。
でも、とても愛せる一本!
というか、かなり「GANTZ」に設定&物語展開が極似してます!
「GANTZ」好きなら外れないと思います。
いつもの見慣れた街なのに人が全くいない空間、バトルスーツで強化、いかつい銃器、行動範囲が決まっている(透明な壁)、敵が気持ち悪い、ザコ敵が出てくる、倒したと思ったらまた復活する。
絶対、奥浩哉 影響受けているハズだ!
登場人物は超少ないです。
主人公の女、二人の男、敵のたったの四人。
冒頭はけっこう説明的な感じでちょっと退屈だったのですが、人間二人が巻き込まれてからは物語に深みが生まれ、とにかく次が気になる展開でまったく飽きさせませんでした。
大きなゴキブリの形したゼリー状の食べ物フツーに食ったり、見るからに可笑しい敵に声をかけたりする、本当ド天然な若者鉄平。
そしてその上司で大阪ノリのテンション高いおっさん系!機械に詳しく、とにかくよく喋る男神谷。
あと、声だけのコンピュータのボブってやつもいます。
主人公のイリアの変身シーンが印象に残りました!
強化スーツにパワーアップし、敵に立ち向かう姿がとても恰好いい!
そして何と言っても一度見たらみたらそう簡単に忘れることが出来ないインパクトある敵ゼイラム。
そいつが「T2」のあの敵並みにしぶとく復活しまくりますw
ちなみに着ぐるみ&ストップモーションで描かれています。
とにかくかなり気持ち悪い。
めちゃくちゃ気持ち悪い。
大事なことなので三度言います、ほんと気持ち悪い!
ネチャネチャ系でキノコヘッドに能面が埋まっているのですが、そいつが半端ない。
子供の頃見ていたらトラウマになること必須ですよ(u_u)
そうそう、効果音も最高でした。
ゼイラムの足音「ズシャ、ズシャ」がなんか快感w
武器の動作音とかもそそります。
更に本編中に流れるBGMもすごーくいいんですよね。
心地よいサウンドが映画のクオリティーを上昇させます。
ちなみに「ゼイラム2」も作られているというなので、近いうちに鑑賞予定。
「ゼイラム」、オススメです!
予告編「ゼイラム」
海外版予告編「ゼイラム」