映画「ツナグ」

2012年度作品
129分 / 日本
監督・・・平川雄一朗
役者・・・松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、大野いと、遠藤憲一、別所哲也、本上まなみ、浅田美代子、八千草薫、仲代達矢
キャッチフレーズ ⇒ あなたがもう一度、会いたい人は誰ですか?奇跡は、一度だけ、想いをつなぐ。












扱っている題材が好き ^o^
テーマに惹かれ、久しぶりに劇場へ足を運びました。
最近似たようなジャンル、生まれ変わりにスポットを当てた映画「スープ」が傑作だったので、この「死んだ人間と逢わせる事ができる」も絶対、見終わった後、何かしら得られるだろうと思い期待してました。
やっぱ泣けますね!
劇場内もすすり泣きが響き渡っていました。
ただ数カ所、「設定が惜しいな(盲点、突っ込みどころとも言う)」がありました。
でも泣けるところはジーンと涙が頬を伝わりました。
簡単に使者(ツナグ)とは、
「 たった一度だけ死んだ人と逢わせてくれる案内人 」を差します。
ちなみに下記 三点ルール があります。
1、依頼人が使者に逢えるのは生涯に一度、それも一人だけ
2、死者も生者に逢えるのは一度だけ。ただし、死者側から依頼は出来ない
3、逢えるのは月の出る夜。しかも夜明けまでの限られた時間
死者に逢える なんて、普通に考えたら有り得ないん話なんだけど、実際に目の前に存在する 逢いたくても逢えなかった人
( O_O) (^_^ )
いろいろその人に対する今まで伝えきれなかった 想い があるわけですから、感情が揺れ動くのは当たり前です。
主役の松坂桃季は初めて見る顔でしたが、出演者も個人的に好感度が高い役者が出揃ろっていました。
影がある役を演じたらピカイチの若手女優(「告白」「管制塔」「スープ」)の橋本愛。
「高校デビュー」の熱演が記憶に残る大野いと。
更にこの年代なら恐らくトップレベルの演技をする樹木希林、佐藤隆太「ガチ☆ボーイ」、桐谷美玲「ランウェイ☆ビート」、遠藤憲一、八千草薫。
オムニバス的な感じで下記コンビで描かれます
1、遠藤憲一 × 八千草薫(母子)
2、高橋愛 × 大野いと(親友同士)
3、佐藤隆太 × 桐谷美玲(結婚を誓い合った恋人同士)
自分的に一番泣けるエピソードは橋本愛 × 大野いと。
設定がシッカリしているので、ジワジワと涙線を壊しにかかってきます!!
ちなみに厳密に言うと松坂桃希は見習いツナグ。それも高校生。
そのお婆ちゃんの樹木希林がツナグの正式な継承者です。
この二人の何気ない日常もかなり雰囲気が出て好きです。
突然ですがこの映画での一番の名セリフを紹介!
「やらないで後悔するより、やって後悔しよう」
この言葉が胸に染みました!!
口先だけでは誰だってできます。
俺も「映画監督で成功したい」というそう簡単には到達出来ないビッグな夢を今、持っています。
人生はたった一度だけ、後悔なんてしたくありません。
諦めた時点で試合終了ですからねぇ。
締めに入りますが、
この映画、何かしら見ている人に何か大切な事を思い出させてくれます。
感動のヒューマン・エンターテイメント大作「ツナグ」、超オススメです。
予告編「ツナグ」