
2011年度作品
ページ数 ・・・ 240ページ
著者 … 松江哲明
キャッチフレーズ → もう「なんとなく」作っているだけでは食べていけない。「誰か」に届けてこそ、あなたの作品は「完成」する!
「自主的に」行動をするすべての人、必読の1冊です。
という宣伝文句に引かれ手にした一冊。
とても勉強になりました。
映像業界で 売れっ子 になる相当難しいと思います。
簡単に到達できる 道 ではありません
でも、そんな高い壁だからこそ、俺は一生を費やしてでも、この道で成功する事を信じ、人生を全うしたい!!!
ただ、実際問題、この業界で生計を立てている人はほんの 一握り だと思います。
でも、好きな事して生活できる人生。
この手で掴んでみたいです、そんな夢。
この本は実際に自主的に作品を撮り、上映、公開、販売しているドキュメント映像作家 松江哲明 の生の声を感じる事が出来る一冊です。
wikより拝借
↓
日本映画学校の卒業制作として撮られた『あんにょんキムチ』は元在日コリアンである自身の家族を描いたセルフ・ドキュメンタリーで、韓日青少年映画祭監督賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波特別賞などを受賞。同作はゆうばり国際ファンタスティック映画祭にも出品。
1シーン/1カットのみで撮影したライブドキュメンタリー映画『ライブテープ』(主演:前野健太)が第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞(2009年)、第10回ニッポン・コネクション(ドイツ・フランクフルト・アム・マイン、2010年)「ニッポンデジタルアワード」を受賞。
「あんにょん由美香」(2009年)演出・構成・編集
「トーキョードリフター」(2011年)監督
脳障害を負ったミュージシャンを描いたドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』が第25回東京国際映画祭コンペ観客賞を受賞。
おおおっ、とにかく賞を獲得しているのは凄いですね!
それも海外でも。
そんな松江監督の[インディペンデント映画でサバイブしていくための10ヶ条]!
1,作品の権利は自分が持つ。
2,10万円以上の機材を買う場合は1年は悩む。
3,貯金は最低でも100万円は準備する。
4,極私的な視点を大切にする。
5,極私的な視点を疑う。
6,正論を撮らない。
7,上映後の観客の顔を見る。
8,軍隊ではなく傭兵部隊になる。
9,自分から話題にするのではなく、誰かが話題にしたくなる作品を目指す。
10,期待に応えない。
10+,映画のことばかり考えない。
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このエッセイ、特にDVD販売についても詳しく取り上げており、付加価値について、価格設定、告知・販売方法など事細かく実体験が載せられています。
とっても勉強になりました!
日本映画のDVDがあんなに高い理由も何となくわかりましたね。
たかがDVD一枚、されど一枚。
今ではハリウッドの最新作でも3000円程度で手に入ってしまいます。
どんなに豪華な役者が出演者したって、CGたっぷり使っていたってDVDの値段に差はそこまでありません。
何百億かけようが、数万円で完成させようが、
数日かけようが、数十年かけようが、
ディスク販売価格に関してはどれも一緒です!
では、売れるDVDと全く売れないDVDの違いはどこにあるのか?
「 なるほどなぁ 」という監督の実体験が身に染みました!
深いですねぇ。
ちなみにですが著者の松江哲明さんの作品、一本も見たことありませんが、聞いたことある作品はありました。
これを気に松江哲明追ってみようと思います!
映像業界を目指す人には絶対プラスになる情報が満載です。
さぁ、俺も頑張ろっと!
予告編『ライブテープ』
予告編 『あんにょん由美香』
予告編『フラッシュバックメモリーズ 3D』
予告編 『SAWADA』
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