映画「奇妙なサーカス」

Strange Circus
2005年度作品
108分 / 日本 / R-18
監督・・・園子温
出演・・・宮崎ますみ、いしだ壱成、桑名里瑛、高橋真唯、不二子、田口トモロヲ、大口広司
キャッチコピー ⇒ 父に抱かれているとき、私の中に母が宿る。













見ました、園子温監督の作品。
The狂気!
まさにこの作品で描かれるのは狂気そのもの!
この狂気、どこから湧いてくるんだ?
園子温の頭の中、どうなってんの?
映侖ギリギリのところを責める監督w
監督は筋金入りの変態(褒め言葉)です。
* あらすじ *
小学生の美津子は実の父親・剛三に犯され続けていた。
しかし、それが忌むべき近親相姦と自覚することはなく、ただ心だけが壊れていく。
妻・小百合は、そんな夫と娘の関係に激しい嫉妬覚え、娘への虐待を繰り返す――。
一方、倒錯したエロスの世界を描く車イスの人気女流作家・三ッ沢妙子。新たに担当となった編集者・田宮雄二はそんな妙子に気に入られる。
しかし雄二のほうは、謎に包まれた妙子の素性を探るよう編集長から命じられ、秘かに妙子の私生活を調べ始めるのだが…。
さて、このエロティック・ダーク・ファンタジー
何気にR-18作品w ∑(゚Д゚)
エロ描写よりか、そのエゲツない残酷(!?)なシチュエーションが冒頭からノンストップで冴えに冴えまくります!
でも、なんていうかこの独特な吸引力を持つ確かな演出力!
映画として成立させてしまうから凄いんです。
観る者を夢と現実の危うい世界へ導く、この雰囲気はデビッド・リンチやデビッド・クローネンバーグを彷彿させますね。
もう、チェロ = 中に人が監禁
っていうイメージが植えついてしまったではないか!
どうする地下鉄でチェロ持っている人がいたら!・・・いないか
そんくらい破壊力があります。
恐ろしいのよ、園監督!
そして何よりも驚いたのは完全騙されました、
ラストのオチ。
まさかのマサカです!!!
ああいう事だったとは…。
とりあえず、声を 小 にして
「 オススメですね 」っと小声で呟やいときます!
予告編