映画「地獄でなぜ悪い」

Why Don't you play in hell?
2013年度作品
129分 / 日本 / PG12
監督・・・園子温
役者・・・國村隼、堤真一、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近
キャッチコピー ⇒ 世界が笑った。























ヤッバー!
ヤッバー‼︎
ヤッバー‼︎‼︎
来たこれ!
ヤバいよ
好きなシーン多過ぎ!
公開初日!
待てず、急遽見に行っちゃいました!
園子温監督、最新作「地獄でなぜ悪い」!
最近の園監督の作品は全て劇場鑑賞してきましたが、
もうこの作品も すんばらしい~ のなんの!
一切妥協なし!
映画愛爆発!
ツッコミどころも超満載!
冒頭からニヤニヤ
何気ないシーンでもニヤニヤ
映画終わった後もニヤニヤw
ここに2、3カ月あまり時間が取れず、映画見れなかったんだけど、
完全燃焼しましたね‼︎
久しぶりに映画見たぞって感じです
*あらすじ*
ヤクザの組長・武藤は、獄中にいる最愛の妻・しずえの夢を叶えようと躍起になっていた。
それは娘のミツコを主演に映画を製作するというもの。
しかし、肝心のミツコは男と逃亡してしまい、映画が出来ないまま、しずえの出所まで残り数日となってしまう。そこで武藤は、手下のヤクザたちを使って自主映画を作ることを決断する。
そして何とかミツコの身柄を確保し、映画監督だという駆け落ち相手の橋本公次に、完成させないと殺すと脅して映画を撮影するよう命じる。
ところがこの公次、実は映画監督でもなければミツコの恋人でもないただの通りすがりの男だった。それでも監督として映画を完成させなければ彼の命はない。
そんな絶体絶命の中で出会ったのが、自主映画集団“ファック・ボンバーズ”を率いる永遠の映画青年、平田。
一世一代の映画を撮りたいと夢見てきた彼は、ここぞとばかりにミツコに執着する敵対ヤクザ組織の組長・池上まで巻き込み、ホンモノのヤクザ抗争を舞台にした前代未聞のヤクザ映画の撮影を開始してしまうのだが…。
この作品、園監督が20年前に手がけたオリジナル脚本を基に、自らの自主映画時代の経験を盛り込んだ作品とのこと。
笑いと、感動と、鳥肌が立ちっぱなし。
冒頭の歯磨き粉CMからしてツボった。‘ 全力歯ギシリ ’ってなに?ほんと脳内から歌詞が離れなくなったw
ノンストップでエンディングまで駆け巡るテンポの良いこと、良いこと!
自分がこの映画の世界で生きるのは嫌だけど、なにこの心地よい一体感。
ファック・ボンバーズっていう映画製作チーム(仲間)がいるんだけど
それぞれのポジションがなんかいいね!
ローラーブレード撮影専門w
手持ちの撮影専門
またビジュアルがオタク感丸出し、濃い濃いっー!
さて、今年見た邦画部門が「<a href="http://nothingrule.blog68.fc2.com/blog-entry-463.html" target="_blank" title="横道世之介">横道世之介」表のNo.1なら、
この「地獄でなぜ悪い」は裏のNo.1確定。
ちなみに評価真っ二つ別れそうです!
好きな人はとことん好き!
嫌いな人はとことん拒絶。
「キル・ビル」「悪の教典」の殺戮に嫌悪感抱いた人には絶対オススメ出来ませんよ!
今回、エロは封印されグロあります。注意が必要です。
まずこの作品を語る上で真っ先に外せないのは、
ミツコ演じた現在18歳の女優、二階堂ふみ、「ヒミズ」からファンですが、このミツコ像もすっごい強烈に残ります!
あの色気というか、存在感、なんといっても目で語れる女優さん。
スクリーン狭しと 生き生きしてた
そんなミツコに胸キュン堤真一がとっても良かった!!
なにあのハムスター顔w 口元ユル過ぎ
ツボりました、この場面。また何度も何度も出てくるしつこさw
顔演技、最強ですね!ファンになりそうです
ヘタレ監督(実は通りすがりの男)のキャラ崩壊シーン、最高!
そんな彼にヤクザの親玉が、
「逃げたら殺す!」
「完成できなかったら殺す!」
「うまくやれなきゃおまえを殺す!」
↑ いやいやいやいやw
脇役の皆さん、ものすごーく濃い。
園組のキャストもチラホラ顔を揃えます。
映画の現場としてヤクザがカメラや音声、照明を必死に操る姿、なんか見ていてホッコリしました。
いいね、チームワーク!
あ、大好きな映画「VERSUS」の坂口拓さん出ていました!
それもブルース・リーの「死亡遊戯」の服装w
ヌンチャン、ブンブン振り回しています。
序盤に出てきた赤い部屋。
あれは「奇妙なサーカス」を彷彿。
そこで出ました、血流滑り!
子役にこれやらせる監督、マジ鬼畜。
そして、出たー!
サヨナラのキッス!
ビール瓶の破片を口に含んでのキス!痛い痛い痛い痛い
あと映画の神様に訴えるシーンも胸が熱くなった
「俺は金の為に映画撮っているんじゃねぇ、!たった一本でいいんだ、俺の作品を世界に轟かせたい!人々の記憶に残る一本を作りたいんだ 」
↑ このセリフ熱過ぎ!
更にこのセリフも
「今の日本の監督はつまらない作品を作ったり、お金を稼ぐ事しか考えていない監督ばかりだ」
↑園監督が言えば凄い説得力ありますね
ほんとブッ飛び過ぎの後半30分!
ほんと血の海!
手首飛ぶわ、顔飛ぶはで血みどろ合戦!
個人的に血に弱い俺ですが、演出がコメディぽく描かれているので平気で見れました。
これ撮れるの日本では園監督以外絶対いないわ!
園監督の特色も色濃く出ています。
冒頭のナレ演出、リズム系のビート進行、イカしたセリフの数々etc・・・
そして愛!
そこがまたファンタジックで幻想的でかゆいところ付いてくるんだよなぁ
ヘタレ監督とミツコの関係、いいっす!
好きです!その監督のセンス!
ほんとこの映画好き!
大好き!
クリエイター魂の狂気がほんと所狭しと刻まれています
久しぶりに長い間笑った、感動させてくれました。
こんな熱い映画、俺も撮りたい!
撮るぞ!
映画が本当に好きな人は絶対楽しめるオススメ作です!
予告編
ガガガはみがきCM
エンディング曲 星野 源