
2011年度作品
126分 / 日本
監督・・・深作健太
役者・・・向井理、松坂桃李、柄本佑、窪田正孝矢野雅之、村川絵梨 久保かおり、黒川芽衣、江口のりこ、黄川田将也、リリーフランキー、阿部寛
キャッチコピー ⇒ だから、みんなで笑顔をつくった。








以前、予告編を見て引っかかっていた作品、やっと見ることができました!
タイトル「僕らは世界を変えることができない」。
個人的によくこんなネガティブなタイトル付けたな~というのが第一印象でしたが、本編見てイイ意味で裏切られました。
とてもピッタリだと思います!
*あらすじ*
医大に通う大学2年生の田中甲太は、ありきたりなキャンパス・ライフに満たされないものを感じていた。
そんなある日、偶然目にしたパンフレットの文字“150万円の寄付で、カンボジアに屋根のある小学校が建ちます”に反応してしまう。
すぐに知り合い全員にメールを送り仲間を募る。しかし集まったのは、いつもの仲間・芝山と矢野、そして合コンで知り合った本田の3人だけ。
それでも、このメンバーでサークルを立ち上げ、寄付金集めのチャリティ・イベント開催を目指す。
それと同時に、カンボジアのことを知ろうと現地への視察に向かう。しかし、カンボジアの想像を絶する過酷な現実を目の当たりにして、打ちのめされてしまう甲太だったが…。
作品、とても 良かった です。
原作は葉田甲太さん。
なんと実話です。
監督は深作健太監督。
B級作品ばかり撮っている勝手なイメージありましたが、ちょっと意外でした。
映画見終わって自分の中で何かが変わりました。
この作品にはたっくさんの熱いメッセージ詰まっています。
実際にキャスト&スタッフはカンボジアロケをしたそうで、本編ではその街の様子、リアルな光景を垣間見ることができます。
このカンボジア編に突入してからはライブ感、いわゆるドキュメントタッチに自然に切り替わります。
とにかくこの映画を見てカンボジアという国の現実(一片)を見ることができました。
とても心を打たれました。
綺麗事だけではない日常の中、自分が生きている存在、生かされている意味とはなんなのか・・・?
切っ掛けはどうあれ 少なくとも自分はこの作品を見て、身の回りの環境のありがたさに少し疑問を感じました。同じ人間なのにあの差はなんなのだ・・・。
そもそも、150万あればカンボニアに学校を建てることができることがまず驚く。
何か自分にできることはないだろうか?
将来、こういう映画を自分で撮りたい!
でも海外、実はまだ日本を出たことが一度もありません。
見てみたいな、うん
他の国を知ることで、今現実に悩んでいることがチッポケに思えてきますね。
この作品は特に今の若者に見てもらいたい。
何かしら、感じるものがあると思います。
本編が終わり、エンドクレジット流れた瞬間、
なぜか涙が襲ってきました。
たとえ世界を変えることができなくたって、他人のために一所懸命になることで自分は勿論、周りの人たちも少しずつ変わっていく・・・、これですね。
「誰かのために何かをする喜びというのは、きっと自分のために何かをする喜びよりも強い」あぁ、熱いよ。
あと、笑顔の力って凄い!
強くおすすめします!
予告編
主題歌:RAM WIRE 「歩み」
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