
2007年度作品
128分 / 日本
監督・・・永田琴
出演・・・神木隆之介、福田麻由子、広末涼子、佐藤重幸、村川絵梨、松重豊、光石研、賀来賢人、森康子
キャッチコピー ⇒ 大切な想いは、伝えなきゃ。すべてをかけて、小さなディスクジョッキーが伝えたかったこと。







2回目の鑑賞です。
泣けます。
染みます。
*あらすじ*
1977年、函館。野球とラジオのDJが大好きな12歳の少年・太郎は、試合中に突然倒れ、海辺の病院に入院することに。
ある日、入院生活に退屈していた太郎は、院内に流れるクラシックに興味を示し、音の発信源を探って“大先生”の部屋に辿り着く。
棚いっぱいのレコードと高価なオーディオ機器に興味津々の太郎を見て、大先生は太郎に院内放送のDJをしてみないかと提案する。
さっそく、翌日から始まった太郎の“サウンドエクスプレス”はたちまち評判となり、たくさんのリクエストが集まるまでに成長する。
そんなある日、太郎は交通事故で入院中の1つ年上の美少女・たまきと出会い、恋に落ちるのだったが…。
病院生活に関して、ちょっと雑談。
自分がかなり小さい頃、海で熱射病にかかり危うく死ぬところだったと親に教えられました。
その時の記憶はもうほとんど残っていませんが、病院食は覚えています。
そして「一分、一秒でも早くうちに戻りたい」という強い気持ち。
それからは特に大病を患ったことなく、病院にお世話にはなっていません。
ただ、いつどこでお世話になるかわかりません。
交通事故、自然災害、事件に巻き込まれる、そして病気etc...
本作で描かれる病気は血液のがんこと、白血病です。
この映画の他にも「余命1ヶ月の花嫁」」「世界の中心で愛を叫ぶ」「八月の二重奏」「おにいちゃんのハナビ」も白血病が描かれていました。
絶対にならないなんていう保証はどこにもありません。
限りある命、時間をどう使って生きていくか
改めて考えさせられました。
さて、役者さん、まず主人公のリトルDJ役は神木隆之介さん!
最近、「SPEC~警視庁公安部公安第五課~」見てました。幼いけどいい表情しています。
福田麻由子さんも上手い。
役柄的に常にニコニコしているんだけど、眩しい、ほんと眩しい!
さて、病気にスポットが当てられてますが、この作品では他に、 「好き」という告白が言いたくても言えない少年の葛藤も描かれています。
言葉で発すれば一瞬、他人からして見ればどうってことない一言。
でも、これがなかなか言えない。考えれば考えるほど言えずじまい。
告白に限らず、
言おう言おう思ってタイミングを逃すと、なかなか言いづらくなることって日常でありますよね?・・・自分はよくあります。まっいっかで終わらせてしまうアレ。
で、もってその事でダラダラひきずって生きてる自分に無性に腹が立ってくる。
あぁ・・なんて惨めなんだ…
言ったらスッキリするだろうけど、なんか言えない。なんで!?
この作品でも「今だ!絶好のチャンースッ!」といった場面が何度か出てくるのですが、言えずじまいな少年。
あぁ、なんてもどかしいんだ。
でも、言わなくていいのか?
後々、後悔しないか?
最近、よく思うのは後悔してもいいから相手に伝えること、これ重要だと思います。時と場合によりますが
言ったところで世界が終わる訳でもないし、
でも、それでも「やっぱ言えないって」結論に辿り着けば、それは所詮その程度のことだな納得せざる得ないです。
それは決して逃げた、ではなく一つの決断(結論)だとおもいます。
本作で後半に、少年が、
「先生、今やらなきゃいけないの。今じゃなきゃ」
と繰り返す場面があります。
・・・いいと思います!
この映画、オススメ!
予告編
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コメントありがとうございます!!
擬似体験ってやつですかね?映画ってほんと凄いなって思います。
見方によって新しい発見をする、けっこうありますね♪
コメント頂いて、またこの作品を見返したくなってきましたw
最近この動画サイトでこの映画を観ました
最初は主人公の太郎やたまき視点で
号泣して観てましたが
この頃父親や母親の心境視点で観るようになり
何度見ても涙がでますね。
とってもいい作品だと思います。