映画「青いソラ白い雲」

2011年度作品
98分 / 日本 / PG-12
監督・・・金子修介
役者・・・森星、大沢樹生、渡辺裕之、畑中葉子、村田唯、近江陽一郎、仁科貴、金子奈々子、戸塚純貴、増山加弥乃、西村優奈
キャッチコピー⇒ 金なし、家なし、犬一匹セレブな私に未来はあるの?女子高生リエと被災犬ソラのサバイバルストーリー






はい、パッケージの綺麗な女の子と白い可愛い犬のビジュアルに釣られて衝動的に借りました。
見る前のイメージとして、ほんわかしている映画かなーと思いきや、
いざ見てみるとブラックでシュールな空気感が漂う、良い意味でちょっとズレた映画でした。
他に印象的だったのが音楽の選曲。
歌あり曲を冒頭初っぱなから流したり、昔のハリウッド映画で流れてそうなクラシカルな曲や軽快なピアノ曲を流しっぱにしたり、見ていて 「んん???」 ってなりました。
ちなみに監督さんは「デスノート」の金子修介監督です。
*あらすじ*
都内に暮らすリエはプチセレブとして苦労知らずの日々を送る高校3年生。ところが両親が離婚し、母はロサンゼルスへ。リエも秋からロサンゼルスの大学に入学するため、渡米。
それはちょうど、東日本大震災直前の3月10日だった。3月22日、リエはガイガーカウンターを手に東京に帰ってくる。
しかし、父親は詐欺罪で逮捕され、住む家はなくなっていた。またさらに、震災ボランティアをする恋人から被災犬を託されてしまう。
犬を連れて途方に暮れるリエは、高校時代の親友・梓と再会し、彼女の自宅に転がり込むが…。
主人公の女の子は、高校三年生の天然セレブお嬢様。
かなり自己中で、見ていて「コイツ、ひでぇな」って第一印象。
でも、なんか憎めない。
主人公のリエを演じたのは森星(モリヒカリ)さん。
あの森泉さんの妹だそうです。
見れば分かりますが、典型的なモデル体型&美貌です。身長は175cm。
足がスラっと長くて、映像映え し過ぎです!
セレブから無一文&犬連れを得て、終盤の土手で歩きながら、歌を豪快に歌います。
決っして上手くないんだけど、胸に迫るもの がありました。
さて、本作は 震災後の日本 にも軸を当てています
福島の原発問題も登場人物がよく口に出します。
嫌な事を、なんでもかんで震災のせい にしてしまう人々の姿が浮き彫りにされます。
被災犬のソラ役、アイラが可愛いかったです!傍に居るだけで和みます。
この作品のもう一つの華ですね
ちなみに本編、中盤まで名前が決まらず・・・皆からうどん、ポチ、シロとかバラバラに言われます。このシーン笑えました。
主人公の友人が路上でレディー・ガガを意識した曲と歌を歌う路上ライブシーンがあるのですが、
見た目アレですがけっこう好きです、こういうの。かっこいい
本編、常にみんな平然と嘘ついています。
でも、隠そうとか意識はせず、普通に嘘を付く場面が過剰に盛り込まれています
それはもう・・・実際に被災犬ソラを除き、嘘だらけで感情移入できる登場人物がいないくらいです。
でも、なんだろう…
この映画「青いソラ白い雲」好きだ。
登場人物の一人が、いいセリフをいいます。
「今やりたいことは、今やりなさい!」
はい、そうですね!その通りだと思います。
この映画オススメ!
予告