映画「クロネズミ」

2010年度作品
76分 / 日本 / PG-12
監督・・・深作健太
役者・・・米村美咲、松本寛也、坂本真、斉藤リナ、清水遥加、下宮里穂子、清水美花
キャッチコピー ⇒ それでは、復讐をはじめます






監督さんは「バトル・ロワイアルⅡ」「エクスクロス」「僕たちは世界を変えることができない」の深作健太監督!
本作は、エイベックス期待の若手俳優と気鋭の若手監督のフレッシュなコラボレーションで贈る <avexニュースター・シネマ・コレクションvol.2> 全4作品のうちの1本だそうです。
*あらすじ*
自殺したはずの少女からのメールで深夜の学校に集められた同級生6人に襲いかかる恐怖を描くサバイバル・アクション・スリラー。
まず初めに所々ツッコミどころがあります。
学校が舞台なのに周りの人がほとんど出てこない。特に回想シーンに他の生徒や先生が映らない異様さ。
一人で作ったにしては完成度がプロ顔負けなネズミの被り物、
死んだクラスメートからのメールの誘い。夜中なのに疑いながらも皆来てしまうところ・・・
ツッコミ所は存在しますが、次々と物語が展開していくので、途中で気にならなくなるほどスピード感あります!
回想以外は、全編、夜の校舎で展開されます。
画面は常に 暗い のですが、巧い具合にホラーにベストな暗さを常に保っていました。
暗くて見えないとか、明るすぎて怖くないとかはなかったです
演出としてよいしょよいしょで、過去の回想シーンが挟まれます。
その絶妙な入るタイミングが見事でした。
見ていて「また回想かよ・・・」ってならず、「来た来たー!」的な雰囲気です
役者陣では、坂本真が格別良かったです。
この方、第一印象(髪型&メガネ)で濃過ぎなのですが、自分が殺される とわかった瞬間の行動がなんか凄い!
ミスした殺されるPK戦で、突然 開き直りますw
「おっしゃ!来い!絶対止めるぞ!よぉ~し!」 と燃えるくだりはかなり笑えました!
深作監督、
やはりところどころで入るアクション拘りがありますね。
生身のリアリティー、迫力あるアクションを見せてくれます。
特に驚いたのが終盤、女子高生同士が戦うシーン。
今までの逃げてばかりの甘声今時ギャルが、ここぞチャンスで、
連続回し蹴り を炸裂してきます‼
しまいには締めにライダーキック並みに飛んで相手を振っ飛ばすところ、最高でした。
ねずみの被り物にバットのシルエットが良かった。
あと、内容はダークですが、それを全然感じさせない爽快なエンディングの曲がとても良かったです、
おすすめです!
予告