
2007〜2008年
著者…吉富 昭仁
出版社…講談社

やっと見終わりましたー!
なんやかんやで読破するまで 無駄に5年 くらいかかりましたw
ちなみに漫画、全4巻です。なぜに?
数年前、1,2巻を中古で購入、
中古で探してもなかなか見つからずやっと先日3,4巻を見つけ即買いしました。 (いい加減、新品で買えよっ!)
うん ・・・ 好きですこのテイスト。
*あらすじ*
幼馴染に告白した直後、交通事故で死んだ女子高生、摩子。
その時突然、霊体の彼女の前に黒いコートを着た紳士風の男性、大雲阿弥が現れる。彼は死者を死の世界へと連れて行く「ツレビト」と呼ばれる存在であった。
「お迎えに参りました、摩子さん…」
そう語りかける阿弥。しかし、自らの死を受け入れられない摩子はこの世に留まる為、自身もまた「ツレビト」となるのであった…。
冒頭で女子高生摩子が好きだった男の子に 告白。
その帰り道、交通事故に合って、 死にます。
惨い、惨過ぎる!
でも、ここからが本筋なんです。
自分が死んだことに気づき、
現実世界でやり直したことへの葛藤しながらも自分の使命に目覚め、決断をします。
パラレルな世界観がこれでもかと炸裂。
舞台が死後の世界なので、夢を見ているかのような感じで展開していきます。
時間軸移動あります。
5年後、10年後…
更に数十年後と舞台と飛んだりします。
死者を連れて行かなければ、廃人になるという恐怖。
「バタフライ・エフェクト」「マトリックス」「魔法少女まどか☆マギカ」みたいにガッチリ設定が練られており、状況が状況だけに主人公に感情移入できましたね。
ちなみに作者はこの設定を考えるまで 3年 要したとコメントしています。
ご、ご苦労サマです。
世界観は高橋ツトムさんの「スカイ・ハイ」に似ていますね。
ただし、本作は主人公の摩子目線で全て物語が展開していきます。
家族や、知り合いの辛い場面が出てきます。
命とは何か?
いろいろ考えさせられる内容です。
最近の連載漫画だとかなり短い部類に入りますが、この作品にはこの 4巻がベスト だと思います。
とにかく濃厚な展開で楽しませてくれる「ツレビト」 、是非オススメしたいです!
- 関連記事