51NX4T3NA4L.jpg

2009年度作品
全389ページ
著者・・・誉田哲也


 久しぶりの小説レビューです。



 タイトルは「疾風ガール」

 うん、いいね勢いあります。好きですこういうの。




 著者は最近猛烈にハマっている誉田哲也さん。

 とにかく 誉田哲也と名のつく小説 を片っ端から読んでます。





 こちらの小説、以前この続編「ガール・ミーツ・ガール」っていう作品を読みました。

 その時は、多少違和感がありましたが、まさか読み終わった作品がシリーズ2作目だったと思わず、読後のレビュー見て、

 「や、やっちまった…おい」

 って的な感じを味わいました。

 でも続編と知らずして楽しめたのも、またイチ作品として凄いところにですよね。




 という過程を踏まえ、元祖一作目を読みました。




*あらすじ*

 柏木夏美19歳。ロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト。

 男の目を釘付けにするルックスと天才的なギターの腕前の持ち主。

 いよいよメジャーデビューもという矢先、敬愛するボーカルの城戸薫が自殺してしまう。

 体には不審な傷。しかも、彼の名前は偽名だった。夏美は、薫の真実の貌を探すへと走り出す―。




 
 ・・・。
 


 いやぁー、いいです、この世界観!

 夏美ちゃん、良かった!最高です!




 前作でも感じたのですが、誉田さんが描く登場キャラクターって本当に、生き生き しているんですよね。



 特に今回、主人公の夏美が良かった! (2回言いました)

 ベース担当で、性格はかなり大雑把でぶっきらぼう。いわゆる典型的なサバサバ系(19歳)!

 でもたまに子供っぽい。コンビニ弁当買いながら「おっべんと、おっべんと~」の歌を歌いながら帰路につくのを見られて驚くところとかw

 とは別に、尊敬する薫というボーカルの近づくため、一生懸命ギターの練習をして見事にそのバンドのベースポジションを勝ち取ったり・・・目標が見つかれば一直線に突き進む女の子。




 で、そんな惹かれるがなんと自殺しちゃうってところがこの「疾風ガール」の見所(ちなみに帯にもこの部分はネタバレしています)。




 ちなみに犯人探しに燃える、サスペンス系に路線変更はしません。

 あくまでも、夏美やそのまわりにいる 人々の感情の動き をこれよがしと拾う。

 ここが いーんです(by川平慈英)




 ちなみに、誉田作品でかなり多く見られる手法の一つ 2人の主人公目線で物語が展開 していきます。

 この夏美という女の子と別に、宮原(29歳)というタレント事務所に働く気弱なスカウトマンがいます。

 この二人で物語を交互に進んでいきます。




 物語終盤、薫が死んでからの追悼ライブ場面。

 様々な想いが交錯する中、観客の前で夏美が静かに力強く語る場面が、凄く印象に残りました。




 尊敬していた人との別れ、その辛さを乗り越え精一杯歌う夏美。

 それにシッカリ合わせて付いてくるバンドメンバーたち。

 それに応える観客の姿。





 これは感動以外何ものでもないです。

 最近映像化が多い中、もうこの作品こそ、実写映画化して欲しいですね。





 これから読む方、先に「疾風ガール」を読んでからこの 「ガールミーツガール」を読むことをオススメします。

 本作でチラッと描かれていたキャラが次の作品で主役級で登場します!



 読みやすいです、読後の爽快感は素晴らしい!とてもオススメです!







関連記事
スポンサーサイト


秘密