
2014年度作品
全12話(342分) / 日本
監督・・・長澤雅彦
脚本・・・岩井俊二
出演者・・・ 中村蒼、本郷奏多、桜井美南、京野ことみ、斉木しげる、濱田マリ、高野浩幸、葉山奨之、碓井将大、樋井明日香、戸塚純貴、椎名琴音、宮里駿、宇野愛海、芹澤興人、篠原孝文、大瀬誠、並樹史朗、福地亜紗美、岩崎優里菜、川籠石駿平、黒木辰哉、市川沙谷香、杉咲花、中野裕太、りりィ、佐藤乃莉、夙川アトム、西牟田恵、岡村洋一、金山一彦、ミッキー・カーチス
主題歌・・・桜井美南:「今かわるとき」 / 清水翔太:「DREAM」













ドラマ 「謎の転校生」 全12話見終わりました。
予想以上に良かったです。
この手のSFもの大好き。
似たような青春SFドラマと言えば、真っ先に思い出すのは海外ドラマ「ロズウェル」!
本作もサスペンスあり、ドラマチックな場面ありで
そしてなんと言ってもその事実を知った後の 「どうすんのさ!?」 のシチュエーションに先が気になる、気になる !
監督は「夜のピクニック」、「青空のゆくえ」の長澤雅彦監督。
プロデュースは岩井俊二さん。今回は脚本も担当しているとのことで、映像が ド綺麗 なんです。
ここぞ! というところでピントフォーカス送り、そしてレンズフレアの効果使用、何気ないシーンでも映像美にウットリしてしまいました。
なんていうか、この感覚はテレビドラマではなく、まるで 長編映画 を見ているようです。
*あらすじ*
東西山高校二年の岩田広一と香川みどり。ある日下校途中で、空に上がっていく流れ星を発見する。
なぜ流れ星が上がるのか?翌日みどりは学校で光る人影を目撃し、校内は幽霊話一色に。
そんな折、突然、山沢典夫という少年が現れた。
典夫は広一の隣に住む江原さんの孫だというのだが、典夫が現れると同時にその周囲では おかしな出来事 が頻発し始める…。
謎の転校生の典夫と広一、そしてみどりの人間模様を軸に、彼がなぜこの世界にやってきたのか、そしてその目的が次第に明らかになっていく。
タイトル通り、転校生がチョッとおかしいぞ? というところから始まります。
アーサー・C・クラーク、H・G・ウエルズ、超ヒモ理論、パラレルワールド、モノリス、D51、アイデンティカ
etc・・・
なかなかそそってくるSFワードが続々出てきてニヤリ♪
ちなみにSFとは関係ありませんが、本編中に幾度も流れるショパンの曲もキーとして登場。ピアノがせつない。
部室で熱心にミニチュア撮影を撮っていたり、自部屋も、至るところに古い怪獣映画やSF映画のポスターが貼られている。
そんなSF小説好きで、SF研究部の部長、主人公を演じたのは「ほしのふるまち」の中村蒼さん。
中盤から登場する杉咲花さん演じる姫。
どこかで見たことある顔だな~と思っていましたが、「味の素 Cook Do」で、凄い美味しそうに食べるマセた子w。演技上手い!
そして、姫の奴隷的な役割を担う、転校生役に本郷さん。
こういうキテレツタイプのキャラやらせたら右に出るものなし。
ミッキー・カーチスさんが演じる初老の認知症のご老人は、毎回旨い登場の出し方!
そしてヒロイン桜井美南さんは冒頭に流れる主題歌も歌っています。
毎回思うのですが、メイン級の役者が主題歌を歌う破壊力はハンパない。例「カノ嘘」
ちなみにその頭で毎回流れるこのオープニング、かなり映像的に凝った作りです!一見の価値あり!
更にエンディング曲は清水翔太さんの『DREAM』、こちらもイメージ凄いピッタリ♪
鑑賞後に知ったのですが、本作、 『なぞの転校生』 は眉村卓が原作。
既に1975年にドラマ化、1998年に映画化されているとの事。
これは気になります!
ミステリアスな雰囲気、せつない展開、SF心をくすぐるシチュエーションの数々 ・・・
SF世界 が好きな人はかなりハマると思います。
SFということでCG描写も、少なからず登場してきますが、違和感なく溶け込んでいます。
超オススメ!
一話予告
オープニング曲
桜井美南 /:「今かわるとき」
PV桜井美南 /:「今かわるとき」
エンディング曲 清水翔太:「DREAM」
フルPV 清水 翔太 『DREAM』
風が吹いてる/ヘクとパスカル ※本編映像PV
Official Music Video
風が吹いてる/ヘクとパスカル
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