上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --.--.-- | スポンサー広告 | | PageTop↑ ]
20080909-1220962767.jpg

2004年度作品
全272ページ
著者・・・乾くるみ
キャッチコピー ⇒ 必ず二回読みたくなる



 小説、ほんと久しぶりに読みました。




 かなり前に買って本棚に眠っていた文庫本、恐らくレビューポイントが高くて買っておいたらしいです。






 さて、本作は必ず2回読みたくなると絶賛されたミステリー小説。

 ご丁寧に解説本 まで出てます。

 内容は恋愛小説ですが、一部ではミステリーとも言われており、第58回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作となったほか、2005年版の本格ミステリベスト10で第6位にランクイン!

 2014年バラエティー番組『しゃべくり007』では くりぃむしちゅー の有田哲平さんが「最高傑作のミステリー」とコメントし、放送後の1か月で21万部を増刷。文庫版は発行部数100万部を超え。







 *あらすじ*

 僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。

 理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。

 夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがてに落ちて……
 








 以下、ネタバレあります。

 オチが分かると楽しさが半減するので、お気をつけて。




 と言いつつ、WEBにてオチの詳細解説で、

 「ええっ、そこか!…あぁ、確かに違和感あった、うん。そう言えばあのシーンでも…」





 と、恥ずかしながら読破後、面白さに満足して当レビュー記事を書くに当たり、いろいろと情報を漁っていた矢先に、本当のトリック解説を見て、そこでやっと オチ に気づいた。

 なんとも 恥ずかしい話 です。

 


 


 と、いうわけで、トリックやオチは解説本まで出ていたりするので、

 自分はあえてオチに触れず普通に読んで興味深かった 物語そのもの描かれているテーマ についてレビューしていきたいと思います。





 なので、オチは言及しませんので、ご安心を。

 実際にオチあるなし関係なく、

 私的に次が気になる展開の連続で、

 読む手が止まらない、 止まらないなよ状態でしたから。








 さて、

 イニシエーション・ラブ





 まず、 イニシエーション って 何!




 意味は・・・

 ある集団や社会で、正式な成員として承認されること。

 また、その 手続き儀式 。成人式・入社式はその一形態。

 本来は成人式などの通過儀礼の意。洗礼や入会のための儀式など、宗教的な意味合いで使われることが多い。








 そのinitiationに ラブ が足された本作。





 とても 深い話 でした








 お話は、

 ある合コンで繭子という女の子に一目惚れして、付き合い始め、

 その数年後、仕事で飛ばされた先で、女優みたいに綺麗な容姿で成績優秀の才女石丸美弥子と出逢います。







 序盤あれだけゆっくりと主人公の青年、鈴木と繭子の関係を丹念に描いていたのに対し、

 突如現れた美弥子に意図も簡単に心映りしてしまう鈴木に、




 「オイっ!早まるなー!」

 という声届かず、

 付き合い始める鈴木さん。




 

 私的に一番の見所は

 後半から登場する美弥子さんが、

 鈴木に一方的に畳み掛ける話の内容






 それこそが、タイトルにもなっている ‘イニシエーション・ハイ’ についてなのです。





 ハイというものは、気分が高揚している状態のこと。

 ここで描かれる部分は人を愛するハイ。のこと。






 この人が運命の人だ!この人以外、絶対考えられない。

 この人が生涯でただ一人の女(又は男)だと、決めつけることを指します。







 そんな説明を受け、

 最初、鈴木も、 「それって、負け惜しみ?」 と思い込みます。

 そりゃだって初めての人(繭子)さんがいますから。




 それでも別れさせる自信があるのか、次から次へとその理論を掻い摘んで分かりやすく説明していく彼女に、

 いつに間にか自分もイニシエーション・ラブに関して

 「なるほどな」 と関心を持ってしまったのは言うまでもないです。






 この場面の、美弥子の話術は本当に 圧巻 でしたね。


 



 要はこの世に 絶対というものはない ということ。

 長い年月で見てみると、その感情は

 頭がハイになっている= 思い込み

 に分類されるという悲しい現実です。




 自分がハイなっているか いないかなんては、自分ではわかりませんよね?

 勿論、第三者からも分かる訳ありません。

 なんか深 っ・・・。






 というわけで、物語自体も楽しめ

 かつ実はそのお話の裏に トリック があったという

 なんかすごい小説、それが本作 「イニシエーション・ラブ」 なんです。





 是非、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか?





 この小説、本当に二度読みたくなる仕掛けが仕組まれています。






 ちなみに本作は2014年、堤幸彦監督の手により実写化決定。



 出演は松田翔太さん、前田敦子さん、木村文乃さん。

 でも、ちょっと待って!

 このお話は小説という媒体だからこそできるトリックであって、映像だと不可能ではないかと思うのですが・・・。その点も含め実写化に期待がかかります。





 オススメです、小説 イニシエーション・ラブ




実写化予告 






関連記事
スポンサーサイト


秘密

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。