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スイッチを押すときスイッチを押すとき
(2005/08)
山田 悠介

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2005年度作品
著者・・・山田 悠介
文芸社


作者はご存知、山田 悠介。

お得意のワンパターン展開で始まるのですが中盤以降暴走します。


 この作品は凄いです。感じ方は人それぞれですが俺は山田作品で一番良い本だと思います。この作品ほどの感情を突いたものはありません。しんみりとせつなさ全快のスペクタクル巨編。




 あらすじですが、無作為に選ばれた幼い子供達が死のスイッチを心臓に植え込まれ監禁、研究対象にされている時代、その施設に働いている主人公がそこで長い間生き残っている若者達と共に脱走。政府の追ってから逃げながらもそれぞれの希望を叶えてやる葛藤ドラマ。

 この肝心なスイッチですが各人、自分で持参してます。なのでいつでもボタンを押すことが出来るのです・・・。




 かなり衝撃を受けました。




読み終わった後、放心状態に陥りました(笑) 号泣します。



 共感できる場面が幾度なくあり、その度に考えさせられ・・・涙なしには読めません!


 あまり小説を読んだことがない方でも本作は難しいことは一切書かれてないのでオススメです。


 特に主人公の‘ナンちゃん’と女の子の‘高宮’のエピソードが今でも蘇ります。





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[ 2009.06.16 | 小説 | コメント: 0 | PageTop↑ ]

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