映画「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」

2014年度作品
116分 / 日本
監督・・・矢口史靖
脚本・・・矢口史靖
出演・・・ 染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、有福正志、田中要次、山中敦史、小野敦子、升水柚希、佐藤和太、清野菜名、古川雄輝、菅原大吉、広岡由里子、内村遥、坂本充広、青木健、永沼伊久也、近藤芳正、光石研、柄本明
キャッチコピー → 少年よ、大木を抱け。











実に興味深かった!
林業 の素晴らしさについて再確認。
↑ 再確認と言いつつも林業の「り」ですら体得してませんがね
*あらすじ*
能天気な高校生活を送ったばかりに、気づけば大学受験には失敗し、彼女にも去られ、全てを失って卒業するハメになった平野勇気。
そんな時、ふと目にしたのはパンフレットの表紙でほほえむ美女。彼女に会いたいがために、勇気は1年間の“林業研修プログラム”に参加することに。
こうして向かった先は、ケータイの電波も届かぬ山奥にある神去(かむさり)村。
しかし、そこに待っていたのは表紙の美女ではなく、ワイルドで凶暴な先輩・飯田ヨキとあまりにも過酷な林業の現場。たまらず逃げ出そうとする勇気だったが…。
冒頭、明らかにその場限りのチャラさ全開の主人公が、ふと目に付いた林業一年研修プログラムのチラシ(に写っていた女の子)に運命を感じ、行動を起こすところから お話が始まります。
髪も茶髪、
ろくに人の目を見て挨拶すらままならない、とにかく どーしょうもない男 が、林業 という全く馴染みのない環境に身を置き体験、そこで精神的に成長していく姿は感動を覚えます。
さて、自分も 林業 については、全くの無知。
主人公同様、見て 驚く ものが沢山ありました。勉強にもなりました。
特に 響いたシーン をご紹介。
木を切って売れば当たり前ですが、お金 に化けます。
言ってしまえば、 売れば売るだけお金が入る うまい話です。
しかし、なぜ全てを伐採せず、一定の本数をキープし続けるのか?
自分だけ儲かればいい ではなく、 ちゃんと後のこと について考えているからだ。
後世の為に今、やらなければいけないことを行う。
実に気の遠くなる作業です。
しかも、その成果は自分が生きている時に来ないということ切ない話。
次の世代に託す。
この映画を見て、なんかいろいろと身に沁みました。
分かっているようで、なかなか実践に移すとなると、別問題になりますが、
一つの キッカケ としては、とても為になることを教えていただきました。
「ロボジー」 の矢口監督なので、コメディ にも力が入れられています!
特に ワンカット で軽トラックに猛ダッシュで乗り込むシーン伊藤英明さんの男らしさには笑った。というか凄いな。スゲーってなります。
また、木にチェンソーを入れる場面は、神秘性を感じましたね。
先程の後世の為に、という話も含むので
ただ 木を切る という行動だけでも、気持ちの持ちようも変わってきますね。
更に大木が地べたにズシンと、倒れる場面は息を飲みこと間違いなし!
これ実写なんですかね ? CG ?
とにかく圧巻という言葉がピッタリでしたね。
そんなわけでドラマあり、コメディありの学べる映画
「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」 オススメです!
ちなみにその畜産版の「銀の匙」もオススメします!
【予告】