
2017年度作品
日本 / 115分
監督・・・月川翔
脚本・・・吉田智子
出演・・・浜辺美波、北村匠海、大友花恋、矢本悠馬、桜田通、森下大地、上地雄輔、 北川景子、小栗旬
キャッチコピー ・・・ ラスト、きっとこのタイトルに涙する。









個人的に物凄く大好きな作品、実写版「あの花」めんま役、そして今年公開された中で一番好きな映画「咲 - saki - 」の主人公咲役の浜辺美波さん出演とのことでかなり前からタイトルのインパクトもありマークしていた作品。
事前に告知された完全に泣かせにかってくる 予告編 の出来に、
「あ~そういうお涙頂戴映画かぁ~」 と
正直あまり期待はしていませんでしたが、実際の作品を見ると、想像以上に胸に訴えかけてくる素晴らしい映画でした。
* あらすじ *
母校で教師をしている【僕】は、ふと高校時代のクラスメイト・山内桜良と一緒に過ごした数ヵ月間の思い出を甦らせる――。
高校で図書委員をしていた地味な【僕】は、病院で『共病文庫』と名付けられた闘病日記を偶然拾ったことで、それを書いている人気者のクラスメイト・桜良の秘密を知ってしまう。
彼女は見た目には分からないが、重い膵臓の病気を患い、余命がわずかだったのだ。それは、親友の恭子さえ知らない秘密だった。家族以外は誰も知らない秘密を共有した桜良と【僕】は急速に距離を縮め、次第にクラスでも噂の的になっていくが…。
冒頭、ヒロイン桜良のあざとさ(自分勝手に割り込んでくる場面)に若干引きつつも、
徐々に明かされていく彼女の裏情報に、主人公と同様に困惑。
ちなみにこの物語の主人公、僕。
性格は周囲との接点をできるだけ作らない内気な性格。
私的にとても共感できるタイプなので、ほぼ感情移入してしました。
そのこともあり、劇中一度も桜良のことを名前で呼びません。
またその真似をし、桜良も彼のことを名前で呼びません。
二人とも相手のことを常に 「君」 と呼びます。
「君は~だ」 とそんな壁もこの作品にとって大きなキーポイントとなります。
誰にも必ず訪れる死。
余命一年と宣告されながら笑顔を絶やさず果敢に生きる姿はとても涙を誘います。
そして彼女の死に方が意表をつきます。
この部分がよくありがちな難病ものジャンルで終わらず、一歩先を進んだ映画だなと感じました。
ということで、劇場ではかなりのすすり泣く声が聞こえました。
辛い難病ものながらも、身体的な重いシーンがない為、比較的見やすかったです。
見ていて、とても主演の二人が役柄にピッタリだなと何度も感じました。
「君の膵臓をたべたい」 とてもおすすめです!
【予告】
【インタビュー】
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